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18:30 “A2-B-C”, イアン・トーマス・アッシュ ドキュメンタリー/ 71 分/ 日本/ 2013.

『A2-B-C』 は日本在住のアメリカ人映画監督イアン・トーマス・アシュさんによる福島県に住む子どもたちに発症した甲状腺異常と、それと向き合う母親たちを描いた作品だ。公開と同時にグアム国際映画祭の最高賞を始め、世界中の映画祭で高い評価を集めた。

「上映後も観客が考えさせられ、作品について色々と語りたくなるような作品だったのが、最高賞(Best of Festival)の選出理由でした」と、グアム国際映画祭のプログラムディレクターのケル・ムナさんは評する。

タイトルにある「A2」「B」「C」は、甲状腺の異常を表す分類を表す記号である。原発事故後、甲状腺に結節や嚢胞が発見される甲状腺異常が福島の子どもたちに報告されているにも関わらず、すぐに甲状腺がん化する可能性が低いということから大きく報じられていない。

本作では放射線に汚染された地域に住む子どもを持つ母親に大きく焦点が当てられている。子どもが突如原因不明の大量の鼻血を出したり、検査の結果、嚢胞が見つかったりしたのを契機に、行政に頼らず必死に子どもを自衛しようとする母親たちの姿を描く。

イアン・トーマス・アッシュ Ian Thomas Ash

1975年生まれ。アメリカ出身。
最初の長編ドキュメンタリー『the ballad of vicki and jake』(06年)が、スイスドキュメンタリー映画祭でグランプリを受賞。滞日歴は10年におよび、原発事故後の福島でも本作をはじめ、『グレーゾーンの中』(12年)などの作品を製作している。本作『A2-B-C』はニッポンコネクション(ドイツ)で「ニッポン・ビジョン賞」を、グアム国際映画祭で「BEST OF FESTIVAL」を受賞している。

http://www.a2documentary.com