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レポート / フクシマから4年:”年表と映像で見る不穏な真実” 企画:HSJ告発班

史上最悪の原発事故ーーわずか4年前のできごとにもかかわらず、その記憶は私たちの間からどんどん薄れ、風化し、変形を被りつつある。しかしそれを放っておいてよいのか。現にそうした忘却のすき間に付け込むかのように、日本では新たな安全性や科学・技術への神話が生まれ、事故や被害者そのものをまるでなかったことのように扱い、補償や賠償を切り捨て、事故の検証や責任の追及は片隅に追いやられ、入れ替わりに原発の再稼働さえ当然のように議論に返り咲いている。一方で原発事故の処理は収束からはほど遠く、作業者の放射線被曝や二次災害、放射性廃棄物を日々生み出している。多くの人びとが現在も仮設住宅に暮らし、高レベル放射性廃棄物は行き場を知らず、地下水の放射能汚染は深刻化する一方だ。

あのとき私たちが望み、予想したのはこんな未来だったのか?あのとき私たちはなにを考え、なにに対して怒り、悲しんでいたのか?本企画では福島原発事故からの4年間を報道のすき間から拾い上げ、年表や映像にまとめて改めて振り返り、この間の歴史の流れを見つめ直し、それが新たな展望を開くきっかけとなることを期待している。

「過去に目を閉ざす者は、現在に対しても盲目となる。」(R. フォン=ヴァイツゼッカー)